SE(しがないエンジニア)のブログ

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Minitool Partition Wizard の調査レポート

調査レポートを書くことになった経緯

「Minitool Partition Wizard」の製品の試用(確認)レポートをブログ記事に、ということで依頼頂いていました。特に前職まで職務経験も長かった社内 SE 観点で掘り下げてみようと思います。

そもそも、「Minitool Partition Wizard」とは?

社内 SE 観点で業務に従事している際にディスクのパーティション周りを柔軟にいじれるツールを幾つかは試していたのですが、「Partition Wizard」もそのカテゴリのソフトウェアになります。この手のものは特に凝ったことをするわけでなければフリー版での機能でも事足りるものだったりします。下記がフリー版のページですが紹介ページを拝見する限りでもかなり機能が充実していることが見受けられます。
www.partitionwizard.jp
ただし、今回は上位の「プロ・プラチナ版」で実現可能なことを掘り下げてみます。前述のご依頼を頂いたものもこのバージョン(≒プロ・プラチナ版)になります。なお、バージョン間の差異に関しては下記をご参照下さい。
www.partitionwizard.jp

スクリーンショットの取得、他 少し触ってみる。

「プロ・プラチナ版」としてのスクリーンショットを引用してみます。おそらく、フリー版と特別 GUI が変化する、、という感じではないですが、タイトル帯のところが当該のバージョンになっているようです。

以前触っていたソフトでは「ディスクベンチマーク」や「ディスク使用状況分析」などの機能はなかった記憶なので折角なので試してみます。ちなみに、この2つはフリー版でも利用可能です!

ディスクベンチマーク

Cドライブは通常の SSD(ただし、2017 頃に購入した PC に搭載のものなのでかなり古いです。)、Dドライブは SanDisk の USB 3.0 128GB のメモリです。各ドライブ共に 1 ~ 2 分程度で完了しました。


他との比較などがないのでパフォーマンスに関しては何とも言えないところなのですが、この手のものとサクッと試せるのはありがたいですね。

ディスク使用状況分析

この機能単独でのフリーソフトなどは検索エンジンなどで探すと類似のものは出てきますが、統合ソフト内でこれもサクッと試せるのはこれまたありがたいところです。同様にCドライブの方でサッと試してみました。これも2分程度で完了しました。ただし、ディスクベンチマークもそうですが容量やドライブの利用状況により時間は前後しそうなのでご留意下さい。それでも十分高速だとは思いますが。

「プロ・プラチナ版」でのピックアップ

ここまででフリー版でもベーシックの広範な機能が盛り込まれており、使い勝手はかなり良さそうですが「プロ・プラチナ版」は更にデータ/パーティションの復元などを保有しているようです。高度機能紹介としては「データ復元機能内蔵」や「消えたパーティションを取り戻す」あたりでしょうか。前者の方をワンクリックでサクッと出来たのでDドライブの方で試してみました・・・・おぉ、どうやら成功しているようです!?どんな仕組みで動作しているのかは不明ですが、実際に過去に削除したと見受けられるファイルなどが表示されました。100% の保証までは社内 SE としてのサポートとして難しいとは思いますが、一定の確率で復元が可能なようであればかなり嬉しいところです。

総括として

前述の記載の通り、フリー版でも広範な機能が組み込まれていて十分高機能感はありますが、データ/パーティションの復元など通常のオペレーションでは非常に困難な対処に関しても対応可能な「プロ・プラチナ版」はオススメです。もう世間的には冬休みにも入ってしまってアレなネタですが、良くこの時期になって「整理している中でデータを削除してしまった!」なんてことは往々にしてありそうなので、検討の余地がありそうです。笑