第20回 Tokyo Jazug Nightに参加しました
こんなイベントです
最近、Azureを始めたこともあり、何か良いイベントがないかな、と探していた中でconnpassさんで発見致しました。参加した内容の振り返りを書き起こします!
ちなみに、次回は 8/23(金)でAzureのネットワークに関して2時間アツく語られるようです。聞きに行きたい・・・・。笑
登壇(1):まーや(@maaya8585) さん
AzureとOCI(Oracle Cloud Infrastructure)、クラウド間接続のイイとこどりの話でした。クラウドはいっぱいあって「みんなちがって、みんないい」という紹介が非常に印象的でした。また、AzureとOCIの概略に関してとても勉強になりました。
What's OCI
・2019/5に東京リージョン爆誕したようです。年内には大阪も?
・可用性だけでなく管理と性能もSLA対象に入れており敢えてハードルを高くしてSLAの数値にストイックだと感じました。(超どエンプラ向き)
・Oracle Databaseの最高峰、「Exadata」をクラウド上で使えるみたいです。
Oracle Exadataとは - 製品概要と価格をわかりやすくご紹介 | アシスト
いいところをかんがえる ※以下ポイント
【Azure】☆は特筆事項!
・ADを使った認証基盤との簡単連携 ☆
・Windows / C#とフレンドリー(Java / Pythonでやるとハマるところがあるそう)
→この辺はIssueを出して改善されるとのこと
・マネージドサービスが豊富 ☆
・コードを書けない人でも使えるサービスがある(Logic Apps / PowerApps)
Azure Services Reference Map ◀ Map view カッコイイ
・カテゴライズしてみると AI + ML 38 と一番多い。勉強になりました。
・一覧を見てみると IaaS ではなく PaaS が意外と多いところ
【OCI】同じく☆は特筆事項!
・Oracle Databseが安い ☆
・前述のExadataも格安で使える!
・個人で利用するにはスペックが too much...(エンプラ向け?)
・OracleということもありJavaサービスとの親和性が高い?
・Data I/O無料枠が多い ☆
・バイナリデータの扱いを昔からやっていて最適化されている、地図データとか。
・アウトバウンドは10TB(!)まで無料
IaaSの価格 - Oracle Cloud Infrastructure ◀ ここの「Networking」参照
・Azureの ExpressRoute にあたるものが FastConnect、I/Oだけ見ると料金は無料、FastConnect自体にはお金がかかる。
おいしいとこどり
・DBはOCIを利用してそれをAzureに渡してデータ分析をするとか
しかし!おいしいとこだけではない。。
(>_<) 複数クラウドを管理する手間
(>_<) 各クラウドの癖(セキュリティ/監視)
(>_<) 各クラウドの情報キャッチアップ、ここが一番大変!
(>_<) クラウド間の接続に関して ◀ ここが今日イチのTopics
Azure-OCI
・OCI - Azureをプライベート回線で繋げられる
・Oracleアプリ上でAAD(Azure Active Directory)が使える
・Oracleアプリを OCI / Azure に同じようにデプロイ化
6/5(水)に声明があったようですがOracleはエンプラが強くてマイクロソフトと協調するのは自然な流れだ、という話をガズリーさんがおっしゃられたようです。
まーやさんが検証されたようで
・それぞれのポータルで作業リストが意外に多いもののポチポチで進められる!
・気になる速度 1G同士の回線で結んだ結果、それなりの速度が出るとのこと。
・6/25(火)時点では下記のリージョンのみ対応とのこと
Azure[Washington DC] OCI[us-ashburn-1]
・OCI / Azure両方のプライベート回線料金がかかるのでデータの転送方向には気をつけましょうとのことでした(OCI ➡ Azureに流すのがメインなら良い)
登壇(2):ひらりんさん
代打の代打で登場と謙遜されておりましたが、ハンズオンの内容は非常に濃くところどころのアイスブレイクも含め楽しいセッションでした。
・functions + blob storage + cosmosdb を利用したToDoリストをサーバーレスで作成するという内容でした。また、各サービスの連携での注意点も詳細にご説明されておりました。
・サーバーレスは「サーバーがないのではなくサーバーを意識しなくてもよい」という表現が合っている
・azure functionsは FaaS(Function as a Service)に該当する
・今回のデモでは認証機能はなかったものの Azureは ad b2c を利用、AWSは cognito を利用することで実装可能とのことでした。
・やることとしては cosmosdbでのアカウント/コンテナー作成、functionsでのAPI作成、blob storageでの静的Webサイト作成が挙げられる。
手順等々は
(「いいね!」が0でアイスブレイクしてたのですがこの記事を書いているタイミングまでに3ついていた! (・∀・) )
ハンズオンを踏まえた上で
【Azureのよいところ】
・静的Webサイトの公開やサービス間連携はAzureの方が楽
・操作数が圧倒的に少ない
・functionsのトリガー/入出力バインディングが便利
【AWSのよいところ】
・AWSは無料枠が多くて個人でも利用できる
・DynamoDBに無料枠があるのが正直うらやましい
etc...
Azureも良いけどAWSも良いとのことでした!
追記(Appendix)
2019/11/01
「登壇(2)」のひらりんさんが先日 Microsoft MVP を受賞したようです、おめでとうございます!(カテゴリーは Development Technologies? ➡ Azure でした!)
ご報告。Microsoft MVP になりました😊
— ひらりん (@himarin269) November 1, 2019