SE(しがないエンジニア)のブログ

IT技術ネタ(クラウド・セキュリティ周り)が中心です!他雑記(お馬さん 他いろいろ)もあり。

第22回 Tokyo Jazug Nightに参加しました

今宵の Tokyo Jazug Night は?

私は今年の6末頃に Azure のサブスクリプションを取得し、翌月の Jazug Night から参加させて頂いているのですが、毎月の定例行事となってきました。このイベントがある時は何が何でも仕事を切り上げます。笑

jazug.connpass.com

ちなみに、今宵は「Azure Bot Service」と「PowerApps」(+CloudFlare様のショートセッション)でした。

次世代コミュニケーションツール「チャットボット」の活用
〜Azure Bot ServiceでAzureのことに何でも答えてくれるLINEボットを作る〜

サイオステクノロジーの武井様が登壇されました。サイオスさんのブログはインフラネタを調べている際に何かと参考にさせて頂いてたので中の方のお話を拝聴することができて良かったです!

tech-lab.sios.jp

本日の登壇内容も上記ブログにアップされているのですが、サイオステクノロジーさんのブログは基礎的なところを始めとして応用的な技術ネタも数多くアップされており、「これが無料なのか、イイ時代になったなぁ。」と感じます。

と、本題に戻りまして Azure Bot Service ですが、今流行のチャットボットを簡易的なものであればノンコーディングで作成できるとのことで。Teams や Slack にも連携可能とのことなので情シス的な目線としてはヘルプデスク的な要素はこれに投げ込んでしまおうかなと画策中。武井様も情シスにオススメ的なことをおっしゃっていたのでこの辺連携できれば情シス的にもユーザ的にも Win-Win な関係を築けそうです。

気になる価格としては代表的なチャネル(=Standard)であれば無料?なようで、共に利用する Web App も検証用途であれば F0(Free) で大丈夫なようです。

tech-lab.sios.jp

あとは、Application Insights や Bot の核となる

・Language Understanding Intelligent Service(LUIS)

・QnA Maker API

でどれくらいかかるか、ということで。Bot に関しては Free または試用版で作成することも可能なようです。

本日のデモでは実際に拾えなかった質問内容を Application Insights で表示するという例があり、精度を上げるサイクルを見ることができました。結局はチャットボットも空振ってしまうだけでは意味のないボットになってしまうので精度を上げていくのは重要課題なわけです。(「分かりません」ばっかりやん!というツッコミが Application Insights で拾われていたのは笑いのツボでした。笑)

実際の構築内容はサイオステクノロジーさんのブログに上がっているので気になったキーワードのみ上げます。

・LUIS の API キー Authoring Key / Endpoint Key

➡前者はあくまでも開発用。本番用としては読み取り専用の後者を利用する。

・Composite エンティティ

➡複合エンティティのこと。グルーピングを利用することで複雑な文章も解釈できるようになる?

ひとまずは、一度手を動かしてみるのが早そうなので近々 Azure Bot Service を利用して簡易的なものを私も作成してみようと思います!

gihyo.jp

武井様は 2019/11 の Windows × WSL の記事を担当されているようで改めての宣伝です。Azure 絡みなので記事を読んでみようと思います。

Azure SQL DatabaseとPowerAppsでお手軽にアプリ開発
~リレーショナルデータを高速に可視化!~

2本目は FIXER の横山様による登壇でした。PowerApps は最近かなり気になっていたので当セッションを拝聴できてとても勉強になりました。よくよく考えてみると今回は1・2本目共に(ほぼ)ノンコーディングでサービスを作成、ということに着眼した内容でした。

当セッションの内容としては Azure SQL Database と PowerApps を利用して簡易的な AZ 試験対策アプリを作成したという内容です。構想含めて3日少々?で作成されたようで、ハマったところを除けばもっと早くアプリが出来るかも?とのことでした。

気になったことのメモ。

➡2024年までにローコードツールがアプリ開発の65%に。この兆候となると、今後はよりアイデア勝負で勝ち抜いていくのかがカギとなりそうです。

www.sbbit.jp

➡Build の Keynote でナデラ氏が話した内容で「注力する4つのプラットフォーム」に Power Platform も含まれている。

powerplatform.microsoft.com

➡ PowerApps はパワポのノリで画面作成できる。横山様は説明しつつハンズオンでサクサクと進めていました。確かに「こりゃ楽チンだ!」という印象を受けました。

➡ SubmitForm と Patch は重要キーワード

docs.microsoft.com

docs.microsoft.com

 

Twitterの「#jazug」を眺めていた感じでは AZ 試験対策アプリは「欲しい!」という声が多く、個人的にも AZ-900 以外で出来たら普通に欲しいアプリでした。笑

こちら、後日FIXERさんのブログあたりに上がる模様?なので、記事がアップされ次第、改めてお伺いしたいと思います。

 

と、本日は旬の2本のネタが拝聴できて、とても勉強になりました。

 

ちなみに、2本のセッションの後には CloudFlare さんのショートセッションがあり巷で噂の「1.1.1.1」の無料 DNS サービスに関する内容でした。

1.1.1.1

この数字の羅列を見ると Google の Public DNS である「8.8.8.8」が有名ですが、Cloud Flare さんの DNS はより安全により速く使うことができるとのこと。これも時間がある時に試してみようと思います!