【作業備忘録】YAMAHA RTX-1210 から Linux サーバに syslog 転送したいとき
ルータの syslog 情報を半永久的に残したい!
今回は YAMAHA RTX-1210 での話ですがそんなことってありませんか?いや、あんまり無いですよね。笑
とはいえ、どこかに需要があるかもしれない・・・・ということで作業備忘録的に残します。
実際にやることはそんなに多くない
一応、下記のサイトに各機器の保存件数の目安が記載されておりますが、10,000行は即消えてしまうレベルですよね、きっと。
FAQ for YAMAHA RT Series / Syslog
第一にルータ側の設定を
[管理]タブ➡[保守 SYSLOGの管理]➡[設定]に入ります。遷移したページではログレベルと宛先アドレス(複数OK)を入力しますが、ログレベルは要件にもよります。特に DEBUG は障害時向けのログレベルなので特段のことがなければ INFO と NOTICE だけで問題ないかと思います。(何かルータで不具合ぽいものを検知した場合は DEBUG に変更するくらい・・・・のノリで)
第二に Linux サーバ側の設定を その1
サーバのOSの前提は CentOS 7.6 とします。「/etc/rsyslog.conf」にて下記の2点を追記・修正(コメント外し等)して下さい。
コメント外し # Provides UDP syslog reception $ModLoad imudp $UDPServerRun 514 # Provides TCP syslog reception $ModLoad imtcp $InputTCPServerRun 514
追記 # Add Allow IP Address $AllowedSender UDP, 127.0.0.1, 192.168.x.x # UDP $AllowedSender TCP, 127.0.0.1, 192.168.x.x # TCP *「192.168.x.x」は RTX-1210 のIPを指定して下さい *完了後には rsyslog のサービス再起動を
第三に Linux サーバ側の設定を その2
firewalld または iptables にて必要なポートを開放します。下記は iptables での例です。
# syslog -A INPUT -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 514 -j ACCEPT -A INPUT -p udp -m state --state NEW -m udp --dport 514 -j ACCEPT *完了後には iptables のサービス再起動を
以上で終了です!
完了すると?
以下のような感じで出力されます。
Sep 7 19:59:19 rtx1210.localnet PP[01] Rejected at IN(default) filter: TCP xxx.xxx.xx.xx:4xxx0 > xxx.xxx.xxx.xxx:1xxx3 Sep 7 19:59:20 rtx1210.localnet [INSPECT] PP[01][out][200098] TCP xxx.xxx.x.xx:xxx88 > xxx.xxx.xxx.xxx:1xxx2 (2019/09/07 19:59:14) Sep 7 19:59:20 rtx1210.localnet [INSPECT] PP[01][out][200082] TCP xxx.xxx.x.xxx:x3xx3 > xx.xxx.xx.xxx:xx3 (2019/09/07 19:59:10) Sep 7 19:59:20 rtx1210.localnet [INSPECT] PP[01][out][200098] TCP xxx.xxx.x.xx:xx19x > xxx.xxx.xxx.xxx:xxx22 (2019/09/07 19:59:15) Sep 7 19:59:21 rtx1210.localnet [INSPECT] PP[01][out][200098] TCP xxx.xxx.x.xx:5xxx2 > xxx.xxx.xxx.xxx:xxx22 (2019/09/07 19:59:15) *IPおよびポートは一部伏せ字にしております