DevRel/Beginners #6 に参加しました
DevRel とは?
10/11(金)に関連セミナーに参加しました。当セミナーの主催者はMOONGIFTさんという方、実は業務中にも色々と参考にさせて頂いていたWebページの管理者の方だったので驚きでした。笑
話を戻し DevRel ですが一言でいうと Developer Relations で自社製品やサービスと開発者の良好な関係性を築くためのマーケティング施策となります。
セミナーで得た気付き メモ編
内容が盛り沢山(+ワークショップ)だったので抜粋して記載致します。
なぜ、DevRel というものが存在するのか?というのは「認知度の向上を目指す」これに尽きます。マインドシェアを上げ、自社製品(またはサービス)を土俵に上げてもらうことが重要です。
その上でなぜ開発者にリーチするのか?という点に関しては「調査するのが面倒だから」これに尽きます。開発者は広告を嫌う傾向があるようでリテラシーも高いです。そうとなると、直接開発者に知ってもらう機会が必要になります。かつ、ソーシャルやブログ保有率が高いこともあり、情報の拡散を狙える一面もあります。
しかし、DevRel の活動を行う上で注意する点もあります。それは「すぐに効果が出ない」ということです。あくまでも中長期的な戦略として実施する必要があり、その先の KGI / KPI は明確に定めておく必要があります。(ただし、KPI は水増ししないものを。)
ちなみに、DevRel 界隈にも超有名な方がいらっしゃって「ガイ・カワサキ」さん(元Appleのエバンジェリスト)は講演して頂くとなるとその額もスゴいんだとか。それ程、DevRel の開発者に向けての影響度というのは重要なのでしょう。
ちなみに、DevRel を行う目的としては「採用に繋げるためのもの」か「自社製品を良く見せるか」で大分され、日本で前者の企業として有名なところでは DeNA や クックパッドがあげられます。これに関してはどちらが良い悪いというのはないようです。
日本でも(特に)大きな企業から広まりつつある DevRel ですが海外は本質でもあるマーケティングが進んでいるというところもあり、日本はこれから追いついていくといったイメージでした。ただ、日本も決して遅れているわけではなくコミュニティ形成他進んでいる部分もあるそうです。ちなみに、海外の事例はそのまま日本では使えないので日本風なアレンジが必要とのことでした。
セミナーで得た気付き 実践編
セミナーは座学だけでなくところどころワークショップのようなものが入りました。中には時間の関係上、割愛されてしまったものもありましたが、実際の DevRel 活動に役立ちそうなものが多かったのでセミナー資料を元に後程振り返りたいと思います。
自社の DevRel は直接収益型?間接収益型?
下記ページが参考になります。
DevRelの取り組みを分ける三つの価値 | DEVREL - 開発者向けマーケティング支援サービス -
自社製品のターゲットは国内・世界どちら?
それぞれのターゲットの違い、人的・市場的なものを理解していますか?それぞれのターゲットに向けた戦略は用意されていますか?というものでした。
また、自社分析をする上で有名な SWOT 分析をするのはオススメとのことでした。
DevRelにおける戦略の立て方、考え方 | DEVREL - 開発者向けマーケティング支援サービス -
上記ページはセミナーで習ったことの多くのエッセンスが詰まっているので是非是非閲覧した方が良いと思います!
セミナーで得た気付き その他編
DevRel の施策の決定
ローリスクでハイリターンの追求が必要だそうです。かつ、時間のかかる施策はなるべく予算をかけずに続けるのが重要とのこと。登録したらプレゼント系に関しては一時的にユーザを惹きつけるものの、その後が続かないのでオススメしませんという話でした。ココはキモであり、難しそうです・・・・。
ブログは Q & A 記事で書くのがオススメ
これは話を聞いて納得しました。言われてみると自分自身も眺めるブログ記事の大半は Q & A 記事で、かつ、結論にいかに早く辿り着けるものに惹かれる傾向があります。
セミナーに参加して結局自分はどうするのか?
まだまだ、DevRel 初心者ということもあり、何から手をつければ良いのか、というところではありますが、「もっと自社製品を多くの人に知ってほしい」・「もっと自社のことをより多くの人に知ってほしい」という気持ちは強まりました。現職はまだ2年半ということもあり、まずは自社をもっと勉強した上で施策を練って行かなければなぁと感じます。
今年は connpass を始めとしたセミナー参加、事例発表会の登壇等、外部の方との交流が増えた一年でした(まだあと2ヶ月くらいありますが)が少しずつ自社・自分自身を知っていって頂き本格的な DevRel 活動に繋げていきたいと思う所存です。m(_ _)m