SE(しがないエンジニア)のブログ

IT技術ネタ(クラウド・セキュリティ周り)が中心です!他雑記(お馬さん 他いろいろ)もあり。

PowerApps に触れてみよう その1

良資料が無料で GET できたのでこの機会に!

先月、Community Plan を開始して中々触れていなかった Power Apps ですが、Ignite The Tour Tokyo の盛り上がりを含めて、下記資料が無料公開されていたということで学びつつハンズオンしてみました。(今回は座学部分+ハンズオン一部)

info.microsoft.com

当資料では 1~5 で基礎を学び、6~10 で実際に手を動かし操作法を学ぶ形です。こんな良資料を無料で提供して頂けるなんて良い時代です・・・・。

座学部分(1~5)

実は Community Plan の記事をあげた際にも触りの部分は取り上げておりますが、間が空いてしまったので改めて、という形で。

www.btsn.xyz

昨今、「働き方改革」や「業務効率化」(≒残業時間の抑制)という言葉がよく取り上げられておりますがシステム化を推進するにしてもデータが組織内に散在していたり、データを活用するシステムがなかったり、と問題が解消せず前に進まない状態です。また、仮にシステム化を推進するために外部のベンダーに委託するにしてもウン百万円・・・・またはウン千万円みたいな話はよく聞きます。いや、へーしゃもそうでした。笑

そんな組織の中に眠るデータの資産を活かしつつ統合的な業務アプリを作成、更に自動化も図れて、BIで分析・可視化できたらステキじゃありませんか?というのが Power Platform に繋がる流れです。ちなみに、Power Platform は下記の3兄弟で構成されております。

 

・Power Apps(誰でも短時間にアプリ作成できる!)

・Power Automate(パーツを並べて設定するだけで承認フローや外部のデータ連携が簡単にできる!)

・Power BI(データをリアルタイムにグラフ化したり分析が可能!)

 

現在、へーしゃの業務システムは国産OSSの Pleasanter で構築しておりますが、もう少し早く Power Apps を知っていれば自前で構築していたかも、、とふと思うところもあります。(ちなみに過去、Salesforce(+TeamSpirit) や kintone、FileMaker と色々迷った経緯もあります。。)

Pleasanter とは毛色がまた違いますがローコードのソリューションとして専門性の需要を埋められるという点では類似(≒非開発者でもシステム開発可能)しております。

Power Apps を利用する利点としてはマイクロソフトが提供するAI機能他、様々な機能と連携できるところです。今後も Power Platform は更に機能が拡充される見込みのため、Office 365 や Azure を既に利用している、といった組織であれば連携の幅も広がるため、選択肢の候補として上位にあがってくると思います。

 

ハンズオンに入る前の導入部としてどんなソリューションで業務アプリを作成するにしても共通することなのですが導入計画を立てることやガバナンス計画、セキュリティの設定は忘れてはいけない部分です。また、運用管理する上で「テスト」「本番」のような環境を作成することも重要です。プラスして実際の運用が開始されてから組織で利用を促進するため、ディスカッション(O365 なら SharePoint)をしたりノウハウ共有やサポート(O365 なら Teams)をすることも重要です。

ハンズオン(6~)

6.アプリを作成するにはⅠ データベースとエンティティの作成

Power Apps でアプリを作るための準備としてアプリやデータを個別に保存するための「環境」を用意して、新しいデータベースを作成します。

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https://admin.powerapps.com/

にアクセスの上、[環境]➡[新しい環境]➡[環境名の入力]➡[環境の作成]と進みます。ちなみに、自分自身の Community Plan では既に作成されたものがあったため、当手順は割愛です。

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環境の一覧から対象を選択しデータベースを作成しつつ名前も変更しようと試みたのですが「(名前)の環境」のまま変わりませんでした。Orz...

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https://make.powerapps.com/

にアクセスの上、環境は自環境のものを選択、[データ]➡[エンティティ]➡[新しいエンティティ]にて各種の情報を入力し[作成]を押下します。

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その後、[フィールドの追加]にて「経費精算」に必要そうなフィールドを幾つか追加します。Power Apps 初触りなので「作成するフィールド間違ってるよ!」等ありましたらご指摘お願い致します。

 

と、本日はここまでにして次回は実際にアプリの画面を作成していきます。(その中でフィールドの補正話を入れるかもしれません)