SE(しがないエンジニア)のブログ

IT技術ネタ(クラウド・セキュリティ周り)が中心です!他雑記(お馬さん 他いろいろ)もあり。

Minitool Partition Wizard の調査レポート

調査レポートを書くことになった経緯

「Minitool Partition Wizard」の製品の試用(確認)レポートをブログ記事に、ということで依頼頂いていました。特に前職まで職務経験も長かった社内 SE 観点で掘り下げてみようと思います。

そもそも、「Minitool Partition Wizard」とは?

社内 SE 観点で業務に従事している際にディスクのパーティション周りを柔軟にいじれるツールを幾つかは試していたのですが、「Partition Wizard」もそのカテゴリのソフトウェアになります。この手のものは特に凝ったことをするわけでなければフリー版での機能でも事足りるものだったりします。下記がフリー版のページですが紹介ページを拝見する限りでもかなり機能が充実していることが見受けられます。
www.partitionwizard.jp
ただし、今回は上位の「プロ・プラチナ版」で実現可能なことを掘り下げてみます。前述のご依頼を頂いたものもこのバージョン(≒プロ・プラチナ版)になります。なお、バージョン間の差異に関しては下記をご参照下さい。
www.partitionwizard.jp

スクリーンショットの取得、他 少し触ってみる。

「プロ・プラチナ版」としてのスクリーンショットを引用してみます。おそらく、フリー版と特別 GUI が変化する、、という感じではないですが、タイトル帯のところが当該のバージョンになっているようです。

以前触っていたソフトでは「ディスクベンチマーク」や「ディスク使用状況分析」などの機能はなかった記憶なので折角なので試してみます。ちなみに、この2つはフリー版でも利用可能です!

ディスクベンチマーク

Cドライブは通常の SSD(ただし、2017 頃に購入した PC に搭載のものなのでかなり古いです。)、Dドライブは SanDisk の USB 3.0 128GB のメモリです。各ドライブ共に 1 ~ 2 分程度で完了しました。


他との比較などがないのでパフォーマンスに関しては何とも言えないところなのですが、この手のものとサクッと試せるのはありがたいですね。

ディスク使用状況分析

この機能単独でのフリーソフトなどは検索エンジンなどで探すと類似のものは出てきますが、統合ソフト内でこれもサクッと試せるのはこれまたありがたいところです。同様にCドライブの方でサッと試してみました。これも2分程度で完了しました。ただし、ディスクベンチマークもそうですが容量やドライブの利用状況により時間は前後しそうなのでご留意下さい。それでも十分高速だとは思いますが。

「プロ・プラチナ版」でのピックアップ

ここまででフリー版でもベーシックの広範な機能が盛り込まれており、使い勝手はかなり良さそうですが「プロ・プラチナ版」は更にデータ/パーティションの復元などを保有しているようです。高度機能紹介としては「データ復元機能内蔵」や「消えたパーティションを取り戻す」あたりでしょうか。前者の方をワンクリックでサクッと出来たのでDドライブの方で試してみました・・・・おぉ、どうやら成功しているようです!?どんな仕組みで動作しているのかは不明ですが、実際に過去に削除したと見受けられるファイルなどが表示されました。100% の保証までは社内 SE としてのサポートとして難しいとは思いますが、一定の確率で復元が可能なようであればかなり嬉しいところです。

総括として

前述の記載の通り、フリー版でも広範な機能が組み込まれていて十分高機能感はありますが、データ/パーティションの復元など通常のオペレーションでは非常に困難な対処に関しても対応可能な「プロ・プラチナ版」はオススメです。もう世間的には冬休みにも入ってしまってアレなネタですが、良くこの時期になって「整理している中でデータを削除してしまった!」なんてことは往々にしてありそうなので、検討の余地がありそうです。笑

WebAssembly のいま(再)

WebAssembly の今を Watch

最近、目新しい技術を追いかけられていない状態なので過去のブログ記事を掘り起こして気になる技術のいまを Watch しようと思い立ちました。そこで出てきたのが「WebAssembly」。過去の記事としては2本程しかないものの当時は結構注目して新しい情報が出ると割と Watch しておりました。今はどうなんでしょうか?(そもそも「WebAssembly」って何なの?というところは下記記事をご参照下さい!)
btsn.hatenablog.com
btsn.hatenablog.com

では、最近のトレンドとしては?

「コレ!」という目新しい記事は Google 検索の1ページには出てこなかった感じですが、当時 C や C# でデモを触っていたのと比べると今は WebAssembly + Rust の環境が一番メジャーなようで。この記事の書きついでに TIOBE のランキングを見た限りでは Rust は25位にいるようではあるのですが、実は AWS Lambda や AWS Fargate の実行基盤である「マイクロ VM」の仮想マシン「Firecracker」の開発に利用されているんですね。しかも、「Firecracker」ってオープンソースだったということを初めて知りました。世の中、知らないことが多すぎます。(;´Д`)
www.itmedia.co.jp
github.com

利用シーンなど

これは最近見かけた記事で、この記事もあった関係で WebAssembly を振り返ることになったのですが、「Amazon Prime Video」が WebAssembly を動画再生部分に採用したようです。2022/2/1 の記事なのでかなり最近ですね。
www.publickey1.jp
当記事内でも言及されていますが、こちらの利用ケースでも Rust が使用されていますね!今後は動画配信のケースだけに留まらず他のサービスにも Wasm の波として波及して行くのでしょうか?その他、活用事例としてはよくまとまっている Qiita 記事があったので併せてご参照頂ければと思います。
WebAssemblyが気になるので調べてみた - Qiita
まだまだ普及具合としてはこれから、と言う感は2年前と同じくな感じではありますが徐々に大規模での活用事例も出て来ているので5年後くらいには Web 技術のスタンダード化になっている可能性も高い!?という期待を持って引き続き Watch して行こうと思います。mm

小学校におけるプログラミングの必修化について(+ Scratch に触れてみる)

いつの間に・・・・!

我が家の子(第一子)も 2022/4 から小学校に上がることになり、着々と準備を進めている段階です。その中で気になっているのが「プログラミング必修化」。自分自身の小さい頃なんかはそれこそパソコンに触れる機会が殆どなく、たまたま小6くらいの時に買ってもらった PC-9801 NX-C とかで MS-DOS やら Windows 3.1 を覚え、少しずつパソコンの事を知って行きました(と言うと年がバレてしまいそう)。
PC-9801NX/C

それこそ、この PC に触れる事が無ければ今はこんな職業(≒ IT 関連)に進んでなかったとも思います。ちなみに、不真面目だった私はゲームが好きだったということもあり、当時は TAKERU というゲームの FDD を書き出すマシンにはまっていて、書き出したゲームで遊んだりしていました。よくよく考えるとファミコンスーファミのゲーム機もあったのに何でパソコンゲームやってたんだろうか。
ascii.jp

とまぁ、本題はそこではないのですが、今や時が流れ令和4年、既にプログラミングは必修化の状態となり、子供達(我が子も含め)には避けて通れない時代になりました。近場のお店に行くとプログラミングを題材にした習い事の勧誘もあったりでホント「凄い世の中になったなぁ。。」と感じるなかり。よく見る勧誘は下記です。レゴがプログラミングってピンと来なかったのですが、サイトを見るとレゴでの遊びもありつつプログラミングの基礎も学べる、と中々興味深い内容。WeDo 2.0 と呼ばれるプログラミング教材を提供しており、一般的なプラットフォーム(WindowsMac 他)に対応しているようです。自分が小さい頃にあったら、コレ学んでたかもなぁと思います。笑
legoedu.jp

あと、補足ではありますが、文科省が情報提供している指導要綱等に関連する資料はこちらのようです。
プログラミング教育:文部科学省

Scratch を入れてみる

そこで、自分の子供に「教える機会があるかも?」とも思うので、事前に前から気になっていた「Scratch」を試してみようと思いました。「Scratch って何ぞや?」という方はこちらから。MIT のメディアラボが提供している無償のビジュアルプログラミング言語です。
scratch.mit.edu
miraino-manabi.mext.go.jp

オンラインで Scratch を利用する方法もあるようですが、インターネットに接続しなくても触れられるオフライン版があるようなのでひとまずそちらで。Microsoft Store から購入が可能なようなので私はその経由でインストールしました。
scratch.mit.edu

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初回起動した際には Scratch チームと使用状況の情報共有をするかが問われます。

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前述の情報共有が完了すると Scratch の本画面が出て来てブロックを組み合わせたり、その動きを確認する為のプレビュー画面が表示されたりします。UI もシンプルで見やすいですし、子供目線から見たらブロックを組み合わせながら遊びつつ学べそうですね!

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と、今日は触りのこの辺までにして次回はもう少し調べつつちゃんといじってみようと思います。ちなみに、Scratch 3.0 に関してはレゴの WeDo 2.0 とも連携しているようでレゴブロックと連動させる動きを Scratch 側で味付けすることも出来るようです、楽しそう。

Scratch の余談

なお、Scratch は Githubソースコードが公開されており「scratch-gui」をダウンロードして Node.js 入っている環境であれば localhost でも動作するようですね、この辺も趣深いです。すぐに出来そうだったので下記のサイトを参考に試してみました。
大人のためのScratch

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起動しました!

2021年の振り返り(Myself + IT News)

2021年の振り返り(Myself)

昨年最終日のブログ記事にて転職した旨の記事をアップ以来、1年間更新が途絶えていたわけですが(その前からも毎月更新みたいになってましたが。。)お馴染み?の1年の振り返りです。振り返るとこの1年は我が家に第二子が産まれたり仕事の面でも Job Change(転職ではないです、異動です。)があったりと 2020年 に続き激動の年でした。

なぜ、またブログ記事を書き始めようかなぁと思ったキッカケですが、異動先のチームの方と 1 on 1 していた際に「テックブログが1年も更新してないなんて!」(見られてたのか!)と有難いアドバイスを頂きまして。異動先のチームが異動前のチームと比較するとよりこの業界(クラウド)に敏感になっていた方が良い仕事の取組みが出来るかな、、と思い再開しようと心に決めました。まだ、どんなネタの方針で進めて行くかは決めていないところですが、雑多に今までのように勉強のアウトプットや日々の業務に役立ちそうなことを地味にアップして行こうと考えてます。

何気に Google 流入がアクセス元の大半を占め、まともに書いていた最後の 2020/08/18 の記事なんかは「ms-screen clip」で検索すると本家の続きに出たりで見て下さっている方がいるんだなぁと。。

2021年の振り返り(IT News)

と、言いつつ戻り記事の初回は何も考えていないのと年末なので一旦は勉強も兼ねて今年一年の IT News を振り返ろうと思います。振り返りの元ネタとしては EnterprizeZine さんのニュースより。感謝。
2021年12月のニュース:EnterpriseZine(エンタープライズジン)

2021/01 注目

ラクル、「Oracle Database 21c」をOracle Cloud上で提供開始

社会人になりたて一社目の時は生保金融系でバリバリの Oracle を利用していた会社だったのですが当時、8 か新しくても 9 だったような。自分が3年目くらいで資格取っていたのも 10g という時代で。それが、今や 21c なんですね。ちなみに、「g」って何の略かというと確か「Grid」で今の「c」は「Cloud」のようです。「21c」で盛り込まれたアップデートを見ると、いかにもクラウド時代に合わせたアップデートが目白押しだなぁという感じで。個人的には社会人になって初めて触ったデータベースということで(全くアップデートは追えていないですが)思い入れのあるデータベースの1つです。
enterprisezine.jp

2021/02 注目

ベネッセ、行政機関のDX人材育成をUdemyで支援

Udemy と言えば個人的にも資格勉強でお世話になっていたりしますが、行政の DX 人材研修プログラムにも使われているようで。しかも、その後押しをあのベネッセがやっているというところが。我が家の子供にもベネッセは縁深いところなのですが、教育関連でこんなところにも入り込んでいるんだなぁ、と面白かったので 2021/02 の記事としてピックしてみました。ちなみに、この記事では福井がデジタル度ランキングの4位に位置しているとのことで今年は1位がどこなんだろうと調べてみました。東京が1位なんですね。我が神奈川は2位でした。(おそらくはリンク先の NRI 調べかと思われる)
www.nri.com
enterprisezine.jp

2021/03 注目

デンソーKDDI、自動運転への5G活用を共同検証

前職は社内 SE でしたが、車載関連がメインのソフトウェア受託開発会社でこの辺の分野の情報も踏み入れていた感じなのでピックしました。5G のローンチ自体は 2020/03 頃からで1年程経過してようやく浸透し始めて来た感じですね。また、AWS の Wavelength 以外にも Azure で Azure Edge Zones なるサービスがあるというのはメモ。2022 年は 5G 周りの技術がより普及し高速・大容量通信の特徴を活かしたサービスが増えていきそうな予感です。(あくまでも予感)
enterprisezine.jp

2021/04 注目

自身のスキルレベルが「分からない」IT人材は34.3%【IPA調査】

今年11月に異動した部署に関連しそうなネタだったのでピックしました。クラウド自体は普及しているものの「DX」の言葉は独り歩きしている感が強く、各社人材確保に悩んでいることを把握しました。軸がズレた認識なのかもしれないですが、政府やデジ庁を始め、この辺りの組織が明確な DX / クラウドガイドラインをバンバン出していかないと、企業としての指針も立ちにくいものなのかと思うところです。
enterprisezine.jp

2021/05 注目

Okta、Auth0の買収完了でアイデンティティ市場における成長を加速

共に IDaaS 分野、すなわち Identity as a Service(アイデンティティ管理) の分野での協業となります。同業での協業となり、今後どのようなポイントで加速して行くかが気になるところなのですが、クラウドの需要がより高まる昨今、この2社のシナジー効果は非常に高そうで要注目です!
enterprisezine.jp

2021/06 注目

1日当たり平均2万6600個のパスワード侵害を検出【Auth0調査】

その Auth0 が発表した、セキュリティレポート「The State of Secure Identity」によるもの。1日平均で 27,000 として年間で考えると年間に 10,000,000 近くはパスワード侵害に合っているとなる、そう考えると恐ろしい限りです・・・・個人的にも色んなサイトに登録しているわけでこの辺りは改めて気を引き締めなおして考え直さないといけない分野ですね。関連するところで HIBP というのをご存知でしょうか?
https://haveibeenpwned.com/
自分のパスワードなどが流出していないかを確認出来るサイトです。毎月10億回近くのアクセスがあるようで、非常に注目度の高いサイトのようです。ちなみに、サイトの立ち上げは Microsoft のセキュリティ専門家の方が関連しており、Azure + .NET の組み合わせで動いているとのこと。ふむふむ。
japan.zdnet.com
enterprisezine.jp

2021/07 注目

サイバー攻撃増加もITセキュリティ支出は鈍化傾向【CyberEdge調査】

周りの企業様の情報でも実感していたところなのですが、IT セキュリティの支出はどうしても渋られがちなんですよね。。勿論、支出をしたからと言ってサイバー攻撃を 100% 防げるわけではないのですが、実際の被害となるとその支出の n 倍(状況にもよりますが 100 倍以上とかはザラなような)になるので、経営層の方々ももう少しはこの現状を理解して欲しいなと感じるばかりです。(ちなみに前職は理解のある企業ではあったので割とセキュリティは強化出来た気がします)
https://www.jnsa.org/result/incidentdamage/data/incidentdamage_20210910.pdf
enterprisezine.jp

2021/08 注目

【編集部主催ウェビナー】名和利男氏が教える、脅威の変化に適合しない「戦略と対策」を継続するリスク

この月はピックするニュースがなかったので「あ、これ聞いておきたかったなぁ。」というイベントを。翔泳社様のイベントは過去にも数度参加したことがあるのですが、名和さんのこんなセミナーがあったとは!以前、NHK のプロフェッショナルで名和さんの回を何十回も見るくらいハマったので次回同様のイベントがあれば必ずチェックします・・・・。(もし、ご存知のイベントとかがあれば是非是非情報共有して下さい!mm)
enterprisezine.jp

2021/09 注目

「オフィス勤務よりテレワークの方がはかどる」日本は7ヵ国中最低【アドビ調査】

「オフィス勤務よりテレワークの方が仕事がはかどりますか?」の結果はグローバルと比較してもかなり低く悲しい結果に。このご時世になり、急遽テレワークに方針を変えた企業も多い中だと思うので、結果は止む無しとも思うのですが、最近は結果としてオフィス回帰の方針が強いようにも見えて。F2F にもメリットはあるので回帰するのに全面否定の考えではないのですが、働き方の多様性を出していかないとまたグローバルから遅れを取ってしまうような気がしないでもないです・・・・。(折角、ハンコ止めようとかなっているのでここで回帰してしまうのは勿体無い気がする派。)
enterprisezine.jp

2021/10 注目

日本企業の3分の1がコロナ禍でセキュリティインシデントを経験――セキュアエイジ調査

2021/07 の記事の関連ではありますが、この記事の内容を見る限りでは 2022 年のサイバーセキュリティ投資は最大 50% 増額する予定の企業が過半数を占めるとのことで。これは良い傾向なのかなと思います。一方で記事の後半にある「経営者はトレーニングに多額の投資をしているが、成果が出ていない」の部分は気になるところです。その後の「パンデミックは~~」のところにポイントはあると考えますが、いかに従業員教育として効果的なセキュリティのトレーニングがデリバリされるかが 2022 年のセキュリティ投資の増額における重要な要素になりそうです。(ただ、受講するだけでなく、如何に実践的な面に則しているか。)
enterprisezine.jp

2021/11 注目

“ひとり情シス”の企業が1割以上か――メタップス調査

前職 50 人程の企業で「ひとり情シス」として従事していたのですが、1,001 ~ 5,000 人規模でも 6.8% がひとり情シスと!?50 人程だと全体の 78.0 % と標準的なところなので適正だったのかな、と思うのですが、1,000 人超えでひとり情シスってどう回しているんだろうかというのが気になってしまいます。ちなみに、このアンケートの取得元はメタップスさんという企業でファイナンス系のイメージが強かったのですが、現在は DX Support にも業務範囲を広げているようでして。手広くやっているんだなぁと思いました。
www.metapscloud.com
enterprisezine.jp

2021/12 注目

86歳がITパスポートに合格 3年11ヵ月ぶりに最年長記録を更新

自分の親よりも上の世代の方が IT パスポートを合格とは、、学びの手を年齢関係なく止めないという姿勢にただただ脱帽です。私自身は IT パスポート持っていないのですが DX にも絡みがある為、クラウド関連従事者として幅広い世代の人にクラウドの良さを今後伝えられると良いなと思うばかりです。
enterprisezine.jp

Other ...

log4j脆弱性に関して

EnterpriseZine さんのニュースカテゴリ的には入っていなかったので個別で切り出しました。まぁ、今年 2021 年の年末、最後の最後に全てをかっさらったビッグニュースな気がします。おそらく、ここ数年間の CVE の中でもトップクラスに取り上げられているレベルなのではないでしょうか。分かりやすいまとめサイトとしては piyolog さんのところを下記に記載しておきます。あとは該当 CVE の JPCERT ページも。
piyolog.hatenadiary.jp
www.jpcert.or.jp
2022 年の始まりはまだこの log4j の余韻が残っているかとは思いますが、引き続き取り残されないように IT 系全般のニュースは Watch して行きます!mm

【雑記】ひとり情シスを引退しました(+2020 振り返り記事)

という今更ながらの退職エントリとなりますが

実は 2020/8 一杯までは前職にてひとり情シスを3年少々程続けていて、2020/9 より全く違う世界(クラウド系エンジニア)でお仕事をすることになりました。とは言え、このご時世なので初日から WFH で、未だそのオフィスには踏み込んだことはありません。内心は一度で良いから行ってみたいなぁ、とも思うのですが。

突然の退職エントリでの始まりが今年最後の記事になるのですが、新しい職場で丸4ヶ月経過したこともあり、一段落して少し落ち着いたので今年一年を振り返ってみたいと思います!

2020年の振り返り

転職して完全なるジョブチェンジをしたこと

冒頭にも軽く退職エントリを記載しましたが、3年少々続けたひとり情シスを引退して、2020/9 よりクラウド系エンジニアに従事しております。私個人としてはひとり情シスとして続ける考えもあったのですが、御年も中々良い歳にさしかかる中、将来を考えた末の結論でした。そう考えたキッカケを備忘録的に残しておこうと思います。

LinkedIn に出会ったこと

私個人としてはコレのキッカケが割合的に大きかった気がします。未だ日本の転職市場では馴染みの薄いビジネス系 SNS ではありますが、登録後にざっくりと職歴とかを載せて転職シグナルを出すとエージェントさんを始めとしてパーッとメール等が飛んできます。中には(良く知っている)企業さんからもダイレクトにメールが飛んできたりもします。この辺の話を簡易的にまとめた記事がサブブログに上がっているので良かったら読んでみて頂けますと。
btsn.hateblo.jp
当初は転職のつもりではなく世間のテクノロジーの動向を知るキッカケで登録していたのですが、外の世界を見ていくうちに今現在の市場価値を知ってみたい・・・・という気持ちが強まり、ごく僅かな社数からですが面接/面談を経験してみました。今年に入ってからは本格的に動き出して(割と)精力的に活動はしていたかなとも思います。

それはもう、この御年ということもあり、結構な社数落ちました。笑

でも、2020/9 からお世話になっている企業さんは(当初受かるなんて全くといってイイほど思ってなかったですが)巡り合わせの中で、落ちて落ちて・・・・を繰り返した中で出会って今に至っているという感じです。実を言うと関連の会社さんを含め別ポジションも含め4回程過去にお声がけ頂いた中で今回は内定に至りました。ちなみに、過去4回全て LinkedIn 経由といった感じです。

ちなみに、「落ちたかな」と思いつつ面接は(記念受検的な感じで)楽しみながらやっていましたが、過去全ての内定を頂いた企業さんの中でも、群を抜いて面接で体力を使ったと思います。笑

ひとり情シスもやりがいがあったが。。

では、なぜひとり情シスの道を続けることを選ばずにクラウド系エンジニアにジョブチェンジしたのか?というところを少し掘り下げます。当ブログではひとり情シス視点で社内 SE として携わったシステムのお困りごとやその解決案をメインに記事上げしていました。ただ、その傍らで Azure やその他クラウド系サービスにも触れる機会があり、DX やら 2025 年の壁やらを知り、クラウドシステムの放つ将来性にどんどんと魅力を感じるようになりました。大きな障害が一度起きると何やらかんやらで叩かれるクラウドですが、この「クラウド」という言葉が出始めた頃から考えると規模はとてつもなく大きくなり、サービス数も増え、年々成長が加速化して行きました。クラウドを持ち上げるわけではないですが、前職でオンプレサーバのお守りをしていた身からするとクラウドのその手軽さは比にならないものだと思います。

勿論、クラウドの使いどころの主眼をどこに置くか・・・・というところが重要ではありますが、そんな成長著しいクラウドシステムの下支えを機会があれば叶えてみたいという思いから、転職活動を開始しました。軸としてはクラウド・セキュリティときどき情シスみたいな比率で受けてましたが、現職が一番最初に内定が決まり、条件も(個人的には)良かったことから入社に至りました。

やりがいだけではない別の視点で

仕事自体は幅も広く中々面白いところもあったのですが、情シス(社内 SE)のお仕事は評価軸が難しいところもあり、この辺は色々と悩むところではありました。過去に関連記事を上げているので良かったらこちらも読んでみて頂けますと。
btsn.hatenablog.com
この記事でも色々と感じたことはつらつらと書いていたのですが、上手く評価が回っている会社さんは凄いな、と感じます。(そういう意味では下記の会社さんは仕組みが面白いなと感じていたことがあり、実際に受けようかなとも思いました。笑)
www.ug-inc.net

で、今はどうなんだと?

いやはや、「私が何で入社出来たんだ?」と思うくらい、周りに凄い方が多すぎて刺激受けまくりんぐな毎日です。とは言え、その中でも生き残っていかなければならないという現実もあるので必死にしがみついております。笑

仕事内容やその中で触れる技術自体は楽しいものばかりなので興味は尽きません。m(_ _)m

それ以外に何かあったかというと、、

実はこの転職のインパクトが強すぎて他は無いというところが現実でもあります。笑

そういう意味では 2021 年はもう少し余裕を見つけてまたブログの記事をアップしたり、色々な分野に興味を持って活動して行きたいと思います!(という簡単な〆でスミマセン)

2021 年!

あと 30 分程で新しい年を迎えます!

2020 年はコロナにより大きく世の中が変わった一年、ネガティブなニュースも多かったとは思いますが、来年一年は皆様にとって良い年でありますように☆(そして、自分も精進の一年にしたいと思います。)

振り返り記事:2020/12

案の定。。笑

前回の月例記事にて「次の記事が年末の振り返り記事になりませんように・・・・。」と言いつつ、年末になってしまいました。今年も本日含めて残り2日といった感じです。25日に仕事〆の方もいらっしゃれば28日の方もいらっしゃって、本日も未だ従事されている方もいらっしゃったりと。。(ご苦労様で御座います!)

ハンズオンには手が回せなかったのが後悔ではありますが、年末にかけてと何冊か本をマッタリと読んでいる状態です。順を追ってのご紹介です。

1冊目はコレです。世の N/W デバッギングでも良く Wireshark は使われる機会はあるものの、その使い方やネットワークパケットの構造等、実は知らないことって一杯あったりします。それをとても丁寧に紹介して下さっている書です。
www.sbcr.jp
2冊目はコレです。相変わらず AWS に触れる機会が多く Kindle で半額セール?していたので即ポチしました。事例に沿った形でユースケースを実現する構成が記載された本は中々お見かけしないので重宝出来る一冊かな、と思います。発売日が2年前と少々古く機能の進化等々はありますが、「このパターンの時はこの構成でやればイイのか!」という気づきを得られます。
www.nikkeibp.co.jp
3・4冊目はコレです。片側は Kindle で既に購入済だったのですが、Twitter でまさかの物理本が当選しました!(Twitter のコノ手のものって当たったことないので急にメンション来てビックリでした。


薄い本の方に関しては IAM にかなりターゲットを絞ったもの(CloudFormation や Organizations も一部出てくる)で機能単位に絞った本が少ない中、貴重だと思います。主要機能である IAM を公式 Docs の内容を補完しつつ、どう運用すれば良いのか迷われている方にはオススメの一冊かと思います!ちなみに、本当に薄いので内容がスッと入ればサクッと読めます。笑

アカウントセキュリティの方に関してはより AWS を実践的に活用する中でその他セキュリティサービスをどう使いこなせば良いのかを解説して下さってます。同じく、運用に主眼を置いており、各サービスをどのようなシーンで利用していくのかに迷われている方にはオススメの一冊かと思います。

と言った感じで、実は同じ作者の方が執筆に携わられている本を5冊目で拝読している最中です。資格というよりは同じく実践にフォーカスして拝読しておりますです。
www.nri.com

来年に入ってからはハンズオンを中心にしたいなぁ・・・・と画策中。

セミナー(基本オンライン)

12月はこんな感じでした。10・11月と同じくのステータスだったのですが拝聴環境が強化されたので来年1月からは日々の傍らで拝聴を強化致します!
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こんな感じで1年が終わろうとしております、、後程また別記事を上げようと思うのですが、個人的には色々と変化の多かった年なので、来年以降も腐らずに努力して精進したいと思います。。

振り返り記事:2020/11

今年も残りあと僅か。。

気づけば本日で11月も終了。2月頃にコロナで世の中が大きく変わり、企業も個人も色々と日常を見直す一年となりました・・・・。

ハンズオンまでは手が回らなかったのでひとまず Kindle で読了。環境づくりは後程実践しようと思います。以前、当 Blog の記事にも上げたことのある Sysinternals について勉強してみました。読んでみると分かりますが本当に本当に奥深い。(という薄っぺらいコメント)
ちなみに、Kindle だとタブレットの厚さのみで済みますが、これリアル本だと 700 ページ以上あるのでガチです。(という薄っぺらいコメント(2回目))
おそらく、サポート系の方でないといじる機会が無いとは思いますが、興味があれば是非。ちなみに、このツールの中心メンバの御方は現在 MS の Azure の最高技術責任者だったりもします。
booklive.jp
併せて de:code 2016 にて関連 Slideshare が上がっていたので共有致します。

www.slideshare.net
そして、非ハンズオンに関してはこちら。先月途中までだったのとプラス一冊で。
gihyo.jp
本自体は 2010 年初版なのでそこまで新しくはない(というより10年前)のですが、トラシューやチューニング、アルゴリズムやシステムの効率化等、現在でも学び取ることのできる事項が多いと思う一冊です。伊藤直也さん、ほんまスゴいです。(語彙)
gihyo.jp

12月はひとまずハンズオン python(+ Sysinternals の残)と本読みは MySQL にしようと画策中。あとは年末年始にまとまった休みが取れそうなので何かをガッツリ。振り返りも含めて余裕があったら記事の一本や二本は上げたいところです。

セミナー(基本オンライン)

11月はこんな感じでした。10月と同じくのステータスなのでまずは拝聴環境を年末に向けて備えたいところ・・・・。
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というわけで簡単ですが以上です!
次の記事アップが年末の振り返り記事になりませんように・・・・。笑

振り返り記事:2020/10

少し過ぎましたが

定例で 2020/10 版の振り返り記事を上げようと思います!(最近、ほんの少しだけ余裕が出てきました。笑)

今月のハンズオンはこちらでした。今までカーネル部分等の低レイヤーを学ぶ機会が無かったため、1冊お試しで購入してみました。空きリソースを利用して1台 VM を立ち上げれば割とサクッと出来る内容です。今後も機会があれば OS 周りを含めた本を購入したい!と感じさせてくれる導入口の一冊になりました。
www.nikkeibp.co.jp
そして、非ハンズオンに関してはこちら。IT 業界(よく)あるあるですが積ん読して満足することが多かったりします。この本も昔買って全然進んでなかったので引っ張り出しました。(と言ってもまだ途中。。)
gihyo.jp

本(読書)以外にも色々とやることが山積みで進みが遅いのが反省点・・・・。

セミナー(基本オンライン)

10月はこんな感じでした。9月と同じく少しバタバタしていたこともあり、1つ1つがじっくり拝聴出来ていない状況です。今後は拝聴する環境もしっかり整えていかないとなぁ、と。
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というわけで簡単ですが以上です!

振り返り記事:2020/09

今更ですが。。

2020/09 版の振り返り記事を上げようと思います!(もう来週末は10月中旬なわけで。笑)

また、時期が来た時に色々と書き連ねようと思いますが、最近は最低でも月1冊課題図書を目標としております。可能なら月2~3冊目標なのですが1冊は最低でもハンズオンできる本を心がけているので1冊が一杯一杯な毎日です。
www.sbcr.jp
blog.amedama.jp
この2冊が技術書的なところでしょうか。

1冊目は DNS を基礎から再確認したいということで購入したのですが読んでみると分かってなかったことだらけなんですよね。「DNS がどうやってクライアントからの名前解決を問い合わせるのか流れを説明して」みたいな質問を受けた時に押さえておきたいところを学べる一冊だと思います。奥深い DNS の世界に足を踏み入れる第一歩として。

2冊目はネットワーク系の基礎を振り返る本。こちらは Twitter で良くツイートを拝見させて頂いている方がオススメしていたので購入してみました。Linux 上で仮想のネットワーク環境を構築して基礎周りの振り返りができます。これもまた DNS と共に頷かされることが多く、基礎の大事さを痛感する限りであります。

特別なことがない限りは専ら Kindle で本購入しておりますがタブレットで気軽に見れるのはやはり捗ります!
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。 | 学研プラス
こちらは非技術書ですが改めての英語の勉強の振り返りで・・・・技術文書で英文を良く読むことは調べ物をしている際にあるのですが単語含め文章の構成で訳を考え込んでしまうことが多く。また一からの勉強みたいなものですがゆっくり読んでます。そのうち TOEIC も受けたいなぁ。。

セミナー(基本オンライン)

9月はこんな感じでした。少しバタバタしていたこともあり、まだ1つ1つがじっくり拝聴出来ていない状況ですが今後はゆったりと拝聴しつつ知識として吸収していきたい所存であります・・・・。
f:id:btsn:20201011131347p:plain

というわけで簡単ですが以上です!

振り返り記事:2020/08

先月に引き続き

今月もそろそろ佳境に入りそうなので軽めですがまとめようと思います。(本当に簡単です。。)

今後、AWS を利用する機会が多くなりそうな為、下記2冊の本をざっくりと読了しました。一部誤植等はあったものの内容としては非常に読みやすかったです。(幅広いターゲット向け)
Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド|SBクリエイティブ
Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド 改訂第2版|SBクリエイティブ
ただし、この手のモノはサービスの Update や拡張に合わせて改訂版が出ることが多いので基本的には最新の情報を常にキャッチアップする必要がありますね・・・・。

クラウド関係なしに読んだのはこの1冊。COVID-19 のこの環境下で仕事する人間としてどう変わっていくべきかを問うために購入しました。
個人力 | PRESIDENT STORE (プレジデントストア)
note に別の方の感想も上がっているのでご興味のある方は是非ご覧下さいませ。
note.com

ちなみに著者の澤円(さわまどか)さんは私の勝手な憧れのエンジニアの一人なのですが先日マイクロソフトを退社されるツイートを拝見して驚愕!今後は個人(まさに個人力!?)としての活動に専念されるようなので引き続きウォッチしたいと思います。

その他も並行してちょこちょこと読んでますが、まだ読了までには至ってないです。。 (T_T)

セミナー(基本オンライン)

8月はまだ途中ですがこんな感じです。7月よりは少し少な目?(ちょっとバタバタしていたこともありペースは落ちてます)
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細かなところの振り返りはないですが7月に比べるとジャンル様々で割と幅を広げてみました。広げてみると今までに見えていなかった部分の知見も得られるのでこのオンラインのご時世オススメです!

今後のブログ Update に関して

と、突然ですが、個人的な人生イベント(笑)もありまして、既に更新ペースは落ちていますが9月以降は余裕があった際に更新する程度になると思います。また、今後余裕が出てきたことも含めて更新を行う(または再開する)予定です。エンジニアの端くれのようなブログですが1年少々継続して先日 20,000 PV を突破しました!

特段PVを上げる為の努力をしているわけではないですが、引き続き当ブログをご愛顧頂ければ非常に嬉しいです。m(_ _)m